日帰りバスツアーで行きたい!パワースポット8選
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記事更新日: 2017-03-20 2165pv
平泉には、浄土思想に基づいた寺院や庭園、そしてその遺跡がいくつもあります。これらのうち、中尊寺や無量光院跡などの5ヶ所が2011年に世界遺産として認められました。日帰りバスツアーで人気が高いのは、やはり金色堂のある中尊寺ですが、それ以外の庭園や遺跡なども穏やかな趣きがあります。これらの配置が示す「浄土再現」という意図を読み解くと、さらに感慨が深まるかもしれません。
日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺は、すべてを合わせて「日光山」と呼ばれていた時代が長く、世界遺産への登録も東照宮単体で行われることはありませんでした。知名度の高さでは東照宮が大きくリードしていますが、幕府が「日光山」全体を重要視していたことから二荒山神社や輪王寺にも見るべき点は多く、日帰りバスツアーでもこれらを回るものがあります。
富岡製糸場を中心とした群馬県の4件の文化財は、日本の絹産業を支えたものとして世界遺産に登録されています。蚕(カイコ)の卵の貯蔵に使われた荒船風穴など、他の文化財の価値も大きいですが、「各地で指導を行う養蚕技術者の育成」も期待されていた富岡製糸場が果たした役割はやはり見逃せません。「日本瓦の屋根と煉瓦の壁」という和と洋が絶妙に融合した建物は、フランスの先進的な技術を旧士族の少女たちが真剣に学んでいった、開業当初の和と洋の熱意あふれる姿を想像させてくれます。
他と異なり、これはフランスやスイス、日本など7ヶ国に存在する建築物で構成された世界遺産で、国立西洋美術館の本館はその一つということになります。この建物の基本設計を担当したル・コルビュジエはフランスの有名な建築家で、彼が設計した建築物は東アジアには他にありません。その美しい建物自体の価値はもちろん、展示されている美術品の質も高く、世界遺産という肩書を忘れても十分素晴らしいと思える場所です。
日本を代表する山、富士山は世界的にも有名ですが、1990年代から始まった努力がついに実を結び、世界遺産に登録されたのは2013年のことでした。その構成要素は富士山本宮浅間大社をはじめとした神社、富士五湖・忍野八海、白糸ノ滝・三保松原など実に多く、私たちの持つ富士山のイメージがさまざまなものから形作られていることを教えてくれます。日帰りバスツアーも、忍野八海の散策や神社巡りなど、多くのタイプがあります。
世界遺産に限らず、昔の建物を後世に残していくためには、人の手による補修が欠かせません。白川郷と五箇山の場合は、それが「そこに住む人々の手で行われてきた」ということに大きな意味があり、このことは世界遺産登録の判断にも影響を与えました。日帰りバスツアーでは、合掌造りの建物や周囲の景観を目にすることができます。その際、これまでそれを守ってきた、そして今後も守っていく人々のことも考えると、その素晴らしさがいっそう深く心に残るのではないでしょうか。
清水寺に平等院、金閣寺・銀閣寺として知られる鹿苑寺と慈照寺、そして二条城……京都の文化財の価値はもはや言うまでもありません。世界遺産として登録されているのは17ヶ所ですが、他にも名所は数多くあります。目的地が増えるほど、それをうまく回る計画を立てるのは大変になりますが、自分の行きたい場所を含む日帰りバスツアーを選べば、十分に練られたルートを通って、多くの名所を訪れることができます。
京都よりもさらに長い歴史を持つ奈良の社寺や遺跡も国際的な評価が高く、大仏のある東大寺(正倉院を含む)や薬師寺、平城宮跡などの8ヶ所が世界遺産となっています。五重塔がある興福寺や、「恋愛運を上げるパワースポット」と言われている春日大社など、こちらも見どころは豊富です。距離が近いため、京都と奈良両方を回る日帰りバスツアーも多く、目的地次第で旅の効率がとても良くなります。
2004年にこの世界遺産が登録されるまで、「道」が世界遺産として認められた例はたった一つしかありませんでした。つまり、一般に「熊野古道」と呼ばれる参詣道には、それだけの価値があるということです。平安時代の貴族が始めた熊野詣は、やがて庶民の間にも広まり、江戸時代には多くの人々がこの地を訪れました。熊野古道に足を踏み入れれば、遠い昔、それぞれの祈りや願いを込めてこの道を歩いた人々の息吹が感じられるかもしれません。
直線と曲線が複雑に組み合わさり、力強さや勇ましさを感じさせる日本の城。それに加えて優美さをも感じさせる白い姿を持つ姫路城――通称「白鷺城」は、「日本独自の城の構造を現代に伝えてくれる存在」として世界遺産に選ばれた名城です。この姫路城のシンボルとも言える大天守が完成したのは、今から400年以上も前のこと。長い歳月と近代の悲しい戦火を超え、その白い翼は今も青空に広げられています。
かつて、日本が世界の銀の3分の1を産出していた時代がありました。それを支えたのが、この石見銀山です。その歴史的価値も大きいのですが、ポイントは「~とその文化的景観」という表現です。「山や森を傷つけずにそれだけの銀を掘り出していた」という、時代に先駆けた自然への配慮は、世界遺産への登録を力強く後押ししました。自然に溶け込むようなその姿からは、「自然との共生」という東洋的な思想が伝わってきます。
水中からそびえる巨大な鳥居が印象的な厳島神社。海に浮かんでいるように見えるその姿はとても美しく、宮島の中央にある弥山や森林を含める形で世界遺産に登録されています。特殊な立地から、大きな台風のたびに深刻な被害を受けてきた厳島神社ですが、実は大規模な修繕が行われているのは、ほとんどが後から造られた部分で、平清盛が造営した本殿や拝殿など、神社の中核となる部分ではありません。壮麗さだけでなく、古代の叡智にもあふれた厳島神社は、まさに後世に残すべき偉大な遺産と言えるでしょう。
この世界遺産は、山口や静岡の反射炉、岩手の鉄鉱山・高炉跡、そして九州各地に残る炭鉱や造船所などから構成されています。そこには、近代的な技術を積極的に日本に取り入れたグラバーの邸宅や、伊藤博文らを輩出した松下村塾など、明治を動かした人々に関連した建築物も含まれます。その中から日帰りバスツアーで取り上げられるのは、端島炭坑のある軍艦島へのクルーズや韮山反射炉の見学といったもので、「木と人力」の時代から「鉄と機械」の時代に向けて走り出した日本の勢いを感じることができます。
この記事を書いた人 日帰りバス旅行会社スタッフ
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