
最少催行人員とは?
ねー、恵理さん! 前から気になってたんだけど、ツアーの説明に書いてある『最少ナントカ人員』って、どう読むの?
これは『サイコウ』って読むんですよ、春野さん。つまり、最少催行人員(サイショウサイコウジンイン)ですね
へえ、サイコーって読むんだ。で、どういう意味なんですかー?
最少催行人員っていうのは、そのツアーに最低限必要なお客様の人数のことです。そのツアーへの参加を希望するお客様の数がこれより少ない場合は、旅行会社側の判断でツアーを中止にできるんですよ。
『最少催行人数』や『最低催行人数』などと書かれていることもありますが、意味は同じです。
人数が集まらないと必ず中止になる?
最少催行人員まで人が集まらなかったら、必ず中止になるのかしら? 私の友達は中止にならなかったって言ってたけど
ええと、そうですね……実は、絶対に中止になるとは限らないんです。……よね、先輩?
はい、『必ず中止にしなければいけない』というルールはありませんから、たとえお客様の数が最少催行人員を下回っていたとしても、ツアーを行う可能性はあります。
……ってことは、急にキャンセルしたくなった時に、『人が集まってないから、どうせ中止だー』と思って放置しちゃったら……
個人的には『ついうっかり』ですませてしまいたいところですが……残念ながら、そうもいきません。キャンセル料金が発生してしまいますのでくれぐれも、ご注意を。
キャンセル料金もったいないですもね。はーい、気を付けます!
人数が集まらなくてなぜ催行されるの?
可能性はともかく、参加者の数がたりていないのにツアーを行うなんてこと、本当にあるんですか? そんなことをしたら、旅行会社は損をしてしまうでしょう?
さまざまなパターンがありますが、たとえば『出発直前の駆け込み予約で埋まることを期待して、あえて中止にしない』といったことも考えられます。具体的なことは各社・各ツアーそれぞれの事情によって異なりますが、ある無しで言えば普通にありえます。
他にも、黄色のバスの「
オリオンツアー」や青いバスの「
HIS」見たいにバスに自社カラーをラッピングしているバスは
1年間を通してバスを買取契約しているので定員割れでも運行する事があるんですよ。

催行決定はいつ決まる?
ツアーをやるかやらないかって、いつ決まるのかな? あんまりギリギリになってから、やっぱやめますー、とか、やっぱ行きますー、とか言われても困っちゃうんですけど!?
私たちにも、家や学校の用事とか、いろいろ都合があるものねぇ。
ええ、せっかく空けたスケジュールが無駄になるのはもったいないですよね。
それは大丈夫です。十分に余裕を持って――たとえば15日出発の日帰り旅行なら、どんなに遅くても11日が終わるまでには必ずお知らせしますから。
正確には、国内の日帰り旅行なら出発日の4日前にあたる日まで、日帰りでない旅行なら14日前にあたる日までにツアーの中止をお伝えする義務がある、ということです。どうぞご安心を。
催行中止になってしまった場合は?
似たような内容のツアーがいくつかある時は、最少催行人員が少ないツアーを選んでおいた方が安全かしら?
はい、一般的には、その方が中止になる確率は低くなると思います
ただし、大人気のツアーなら、最少催行人員が多くても予約がすぐ埋まるかもしれませんし、その逆もありえます。そうした他の要素も考え合わせる必要はありますね
万が一ツアーが中止の場合は、催行決定が出ている他のツアーをご紹介させて頂きますね。
結局、サイコージンインを気にしても、中止になる時はなっちゃうしー、だけどその時はちゃんとお金が戻ってくるんだよね? なら、調べなくてもいいかなぁ……
確かに旅行代金は返してもらえるけど、準備にかけた時間やお金は無駄になってしまうでしょう?
そうなんですよ……ごめんなさいっ! ですから、絶対に行きたいツアーを選ぶ時は、最少催行人員も要チェック! ですよっ!
催行決定が出ているツアーを探すから、一緒に次のツアーを選んでみない? 桜ちゃん